ポケットの恋
古谷は誰に言うともなくぼやく。
それは古谷には珍しい本音のようだった。
「やっぱりおまえ…秋田さんのこと…」
躊躇いながら口にする。
次の瞬間、枕が顔面にぶちあたった。
古谷がこれ以上ない悪人面で爆笑した。
「ぉっまえ反射神経ゼロかよ!」そう言いながらひーひー笑い続ける。
「がっ…!お前ふざけんな!!」
「枕くらいよけられなくてどーすのさ」
「予告済みならよけれたにきまってんだろ!」
「隊長!それ反射神経関係ありませーん」
「何様のつもりだ!」
言い返しながら、南部は内心ホッとした。
しっかりからかえるくらいなら、まだ元気はあるだろう。
「何様って…俺様」と古谷が本気で言ったところで、南部は話題を戻した。
「だから、古谷秋田さんのこと好きなんじゃないの?」
ニヤニヤ笑っていた顔を、古谷はピシリと固めた。
しばらくした後、古谷は大きく表情を崩した。
「だーいすき。だって真実ちゃん超カワイイしぃーもう昔からかまいたくてかまいたくて。必死に言い返して来るところとかもうサイコー」
本気か、それともはぐらかしか。
それは古谷には珍しい本音のようだった。
「やっぱりおまえ…秋田さんのこと…」
躊躇いながら口にする。
次の瞬間、枕が顔面にぶちあたった。
古谷がこれ以上ない悪人面で爆笑した。
「ぉっまえ反射神経ゼロかよ!」そう言いながらひーひー笑い続ける。
「がっ…!お前ふざけんな!!」
「枕くらいよけられなくてどーすのさ」
「予告済みならよけれたにきまってんだろ!」
「隊長!それ反射神経関係ありませーん」
「何様のつもりだ!」
言い返しながら、南部は内心ホッとした。
しっかりからかえるくらいなら、まだ元気はあるだろう。
「何様って…俺様」と古谷が本気で言ったところで、南部は話題を戻した。
「だから、古谷秋田さんのこと好きなんじゃないの?」
ニヤニヤ笑っていた顔を、古谷はピシリと固めた。
しばらくした後、古谷は大きく表情を崩した。
「だーいすき。だって真実ちゃん超カワイイしぃーもう昔からかまいたくてかまいたくて。必死に言い返して来るところとかもうサイコー」
本気か、それともはぐらかしか。