ポケットの恋
真実は眉を吊り上げた。
その反応に、幸日が竦み上がる。「ごめんなさいごめんなさい真実ちゃん!!」
「あたしに謝ってどうするのよ!あー…南部さんかわいそうだわ…あれに返事してないってことはかれこれ…2週間位音信不通にしてるって訳?」
そろそろと幸日が頷く。
真実は溜め息をつくとがっくりうなだれた。
「あんたねー…」
こめかみを抑えて首を振る。
「だっ…だって!」
怒られそうな気配を感じたのか、幸日が身を乗り出す。
「なんて返したらいいかわかんないんだもん!ちょっと考えたくて…」
「2週間はちょっとじゃない!」尻つぼみになった言葉を真実はばっさり切り捨てた。
「だってぇ…」
「そんな可愛い声で上目づかいで言われても、あたしはなんにも感じないから!南部さんならともかく」
「なっ…やめてよ!すぐ南部さんの名前だすの」
幸日はさらに真っ赤になって抗議した。
「とにかく、メールは返しなさい。いますぐ」
「なんて返したらいいかわかんないから困ってるのー!!」
半泣きの幸日を、真実はことごとく無視した。
「なんで困ってるの?幸日南部さんのこと好きって言ってたじゃん」
その反応に、幸日が竦み上がる。「ごめんなさいごめんなさい真実ちゃん!!」
「あたしに謝ってどうするのよ!あー…南部さんかわいそうだわ…あれに返事してないってことはかれこれ…2週間位音信不通にしてるって訳?」
そろそろと幸日が頷く。
真実は溜め息をつくとがっくりうなだれた。
「あんたねー…」
こめかみを抑えて首を振る。
「だっ…だって!」
怒られそうな気配を感じたのか、幸日が身を乗り出す。
「なんて返したらいいかわかんないんだもん!ちょっと考えたくて…」
「2週間はちょっとじゃない!」尻つぼみになった言葉を真実はばっさり切り捨てた。
「だってぇ…」
「そんな可愛い声で上目づかいで言われても、あたしはなんにも感じないから!南部さんならともかく」
「なっ…やめてよ!すぐ南部さんの名前だすの」
幸日はさらに真っ赤になって抗議した。
「とにかく、メールは返しなさい。いますぐ」
「なんて返したらいいかわかんないから困ってるのー!!」
半泣きの幸日を、真実はことごとく無視した。
「なんで困ってるの?幸日南部さんのこと好きって言ってたじゃん」