翡翠色Berryz
「さぁ、いよいよ魔女とのshowdownだね。」
「あれ、ドキドキしてない?」
サラの言うとおりドキドキしてる。たまになんだけど強いらしい人と勝負する前は変にドキドキする。これも螺旋の闘争本能故なのかな。でもみんなとなら負ける気がしない。
「おー大丈夫かぁ?オレらが応援に参上だぜ。」
この声はメッサーさん。来てくれ・・・って、メッサーさんこそ大丈夫!?
何とメッサーさんは、メッサーさんは、ちくわになってたの!あ、ちくわ言うても耳がちくわになってたとかクツがちくわになってたとかそんな感じ。
「あれ、オレらって言ってなかった?」
「そうだぜ。来いよ。」
「地球にはこういう言葉がある。『ケータイ刑事見るならBS-TBS』」
誰、私の目の前にいるのはカマボコ人間だ。
「もう忘れたのか。心外な話であーる。」
「その能登麻美子声はハンプティヘカテプティチェシャ?」
「ご名答だよ。チェシャちゆ君。私はハンプティヘカテプティであーる。けど今はハンプティヘカテカマボティなのであーる。」
卵からカマボコになったんだ・・・。
「兄様!」
グイッ
ヤマネッラちゃんはメッサーさんの耳のちくわをむんずとつかみ、そして
「テリャ~!」
思いっきり引っ張る!
ベチャッ
「グヮワ~」
思いっきりメッサーさんは引っ張られた勢いで顔から床に突っ伏す。
ムクリーヨ
「何すんだ!オメーは!!」
「兄様こそ何ですの!?耳にちくわつけてちくわクツにして!食べ物を粗末にしちゃダメですのよ!!」
「るせーな!オレだって好きでちくわな訳じゃねぇんだよ!だいたい耳だってだな、耳がちくわになってんだよ!!」
耳がちくわに?ソフィーちゃんやアウラー君じゃあるまいし耳がちくわって。
「そうだったんですの。だったらちょっとだけやらせてもらいわすわ。」
ヤマネッラちゃんはメッサーさんの耳がちくわになってるのを確認すると耳のちくわを掴み穴に口を近付け、すぅと大きく息を吸い
「リス耳猫耳ちくわ耳!!!!」
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