友達お母さん

いつもの朝

私の名前は｢金沢海(うみ)｣ Ａ大学に通う普通の女子大生。
歩いて10分の所にＡ大学があるので、歩いて大学に通ってる。
｢海ちゃ～ん｣

家の外から声が聞こえた。 私は毎朝この声で目を覚ます。その声と同時に１階から2階に階段を登ってくる足音も聞こえてきた。

｢海、起きなさい！！｣ その声の正体は、お父さんである金沢繁である。 私はお父さんとの２人暮らしである。 お母さんである多佳子は私が中２の時に心臓の病気で亡くなっている。

｢ほら、早く起きなさい。里奈ちゃんは家の中に入れてあるから｣

さっき家の外から聞こえた声の正体は私の家の隣に住んでいる大親友の高田里奈である。 幼稚園からずっと一緒で、いわゆる腐れ縁と言うやつである。