クリスマス大・戦争!!
改札を抜けようとしている彼が振り向いてくれましたわ!


「俺…… ですか?」


「はい、そうですわ!」


あー、彼が…… イツキ様が目の前に!!

こんな近くで彼と話すなんて、1ヶ月振りになるわ。



「何ですか……」


彼が眉間にシワを寄せた。


いけませんわ。 彼があやしがってます。
早く『告白』をしないと彼が逃げていきそうです。



「ゆりあさん、早くしなくては!」


わかってますわ、まりさん!


わたくし
白鳥ゆりあ。 頑張ります!


――― ポンッ。


まりさんが背中を押してくれた。
また、一歩。 イツキ様に近付いた。



「あの、わたくし……」


「はい……」


「白鳥ゆりあと、申します」


「白鳥さんね……」


イツキ様が、わたくしとお話を聞いて聞いて下さってますわ!
もうここは、言うしかありませんわ。


「わたくし…… あなたの事が……「ちょっとー、どうして置いていくの!」







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