The god of death





『…』








朝、ベッドから体を起こせば嫌でも視界に入る。




3日目にして慣れた。



そんな自分をつくづく順応性が高いと心の中で褒めてやりたいと思う。
















「…順応性ってか流され易いだけじゃねえの?」



『ッ!人の心を読むな!』



「うっせ。だだ漏れなんだよ塞いどけ」



『~…っ』













この毒々しさには全然慣れないけど。

















「メシ」



『食べなくても支障ないんでしょ!?』



「娯楽みたいなモンだ」



『何でアンタに…っ』



「…ふぅん」



『…何よ?』



「別にいいんだけど。俺は帰っても」



『う゛』



「ま、死にたいって言うなら無理に止めやしない」



『………作ります』



「“ミソシル”な」



『また和食!?』



























そう。




私は今、コイツに命を握られている。


















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