The god of death
「…いいぞ」
言われてそっと目を開けると、ヤツは何事もなかったかのように魚をつついていた。
『…で?』
「とりあえずはこれでいいだろ」
『え?』
「首の。それはお前を護る」
『首?あ!』
首に掛かるそれは黒く輝くネックレス。
これが、私を護る…?
にわかに信じられない、けど…
『綺麗…』
「ゴチソウサマデシタ」
『…』
でもコイツが大丈夫だと言うんだから大丈夫なんだろう。
『じゃいってきます』
「ん」
うん、何か大丈夫な気がしてきた!
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