The god of death
『…ねえ、いつになったらギンが居なくても大丈夫になるかな?』
「さぁな」
『方法とか、無いの?』
「分かってたら速攻こんなとこからオサラバしてるよ」
『…言う割には寛いでいらっしゃること』
「さ、て…そろそろ帰るかな」
『嘘!嘘だからずっと居て!』
もう…
『ねえ、ギンさ。黒髪になったり銀髪になったり…何で?』
「…」
『普段は黒髪なの?どういう時銀髪になるの?』
「…お前、ここに来るまでは静かで良かったのにな」
『静かな方がイイ?』
「ああ」
『…素っ気ないなー、知りたいんだもんギンの事。教えてよ』
「…寝る」
『ギンー、つまんないー』
「うるさい。今度な」
『今度!約束ね?』
「ハイハイ」
いつもの事ながら素っ気ない。
…うーん、ギンが私に情を移す時が来るかしら。
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