The god of death
結局、昨晩の夕飯は鍋にしてしまった。
『…はぁ』
「おはよう!…どした、透?お姉さんに言ってごらん」
『あー…姫か。…ううん、いい事ないかなって』
「いい事、ねぇ…」
いつも通り学校へ登校。
後ろから声を掛けて来たのは姫で、思わずギンの事を愚痴りそうになったけどグッと我慢。
「…ない事も、ないよ」
『…え?』
「まあ合コンのお誘いだけど」
『また合コン~?姫、理想の王子様は合コンじゃ見つからないんじゃない?』
「あ、そんな生意気言うなら誘ってあげないぞ?」
『…相手は?』
「お医者様♪」
『医者!?うわぁ..姫のツテって広すぎ…』
「さすが私でしょ?行く、行かないさあどっち?」
『……いく』
最近、家と学校の往復ばっかりだったし。
たまには外に出てパーっとしなきゃね。
…最近ギンのせいで外食してないし。
「じゃあ今週の土曜日だから♪」
『うん、分かった。よろしくお願いしやす』
「はいよ」
うん、ちょっと楽しみだな。
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