この気持ちを捧げたい


触ると同時に山田の低く恐ろしい声が聞こえた。


「なんだ?お前?」

私は足がすくみそうな位恐かったが急いでメモ帳を見せた。

《貴方の落とし物を拾いました。》

「はぁ?落とし物ってなんだよ?」

山田が聞き返してきたの急いでメモ帳に言葉を書き見せた。


《貴方の落としたテストを拾いました。》



メモ帳を見た山田は急に顔を真っ赤にして私の手をいきなり引っ張り歩きだした。


(ギャーーー!!私何されるんだろう……)

不安と恐怖で青ざめてる私の顔を無視して山田とついた場所は体育館裏だった…………。


(最悪最悪最悪最悪……………殺されるんだ…)

私がネガティブな事を考えてると山田が普通の声で優しく聞いてきた。

「あの…テストの点数見た?」


私はビックリした…

(この人…普通に喋りかけてきた…)



よく見て見ると山田はキレイな顔をしている。


いわいるイケメンって言う奴だ…。




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