この気持ちを捧げたい


ビックリした…

凄く悲しい顔で山田先輩が私に言うので何だかどうしていいか分からなくなってしまった…。


しばらく沈黙が続いたが、その沈黙をやぶり話し出したのは山田先輩だった。

「ごめん…急に変な事言って……なんかさ…朱香ちゃん見てると……何でもねーや……」


何か言いたそうだったのを辞めて今度は笑顔で喋り出した。

「何組なの?」

えっ!?

「1年何組だっけ?」

ああ…

そっちかよ!!


《1年A組です。》

「そっか!………………ってええ!?」


んっ何!?


「A組って成績が学年で上位じゃないと入れないじゃん!!」


あーーー……

そっか……

私の学校は学年テストで成績がいい程AクラスBクラスと続いている。

つまり私のAクラスは学年で成績が良い人達の集まりと言うわけ。

ちなみに安西マリカもAだ…ムカツク…


裕也は馬鹿だからFクラス
一番ランクが下のクラスだ。


「すっげーな!!俺は2年のFクラスだし!」


えっ………

最下位クラスかよ…

まあ3点だからな…



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