この気持ちを捧げたい


私があのテストの答案用紙を拾って3週間が立っていた
私のクラスでは女子による
いじめが始まっていた…

いや…始まっていた…

では無く続いていた…


そのいじめの被害者は

私だ


「上田さーん♪」

「………」

「うっわ、また無視ですかーーー?お前さ入学してから一度も喋らないじゃん耳が無いのかな?キャハハ」

「アハハ!!」

「うけるー!!」

クラスの女子が笑い出す

そんな彼女達に私の反応は

「………」

無視だ

私が無視をした事によって
クラスのリーダー的な存在

安西マリカは、さっきまで笑っていた目をつり上げて 大声で怒鳴って来た

「このマリカを無視し続けるなんて…いい加減にしないと酷い事するわよ!」


知らねーよ……

と心の中で唱えるが

口には出さない


「………」

「…もう…いいわ…もうすぐ授業始まるから…次の放課になったらまたアンタをいじめてやる」


そう言うと私の席の反対方向に体を向けて背伸びについた


幸いな事に安西マリカとは
席がかなり離れていた




ていうか…

またいじめてやるって…


小学生かよ…





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