この気持ちを捧げたい


放課になったのに安西マリカが教室に居なかったので私は裕也にメールをした。

【朱香だよー裕也さ今から会える?】

送信ボタンを押して返事を待ってると返事が来る前に裕也が教室に来た。

「しゅーかー♪♪朱香が俺を読んでくれるなんて珍しい♪」


裕也がそう言うと私は胸ポケットに入れてたメモ帳に言葉を書き出す。


《屋上いける?てか屋上行こう。》

そう書くと裕也はニコニコ笑いながら私と一緒に屋上に言ってくれた。


屋上に向かう途中に裕也が私に聞いて来た。

「…朱香さぁ…まだ声でないの?」

そう聞く裕也に私はただ頷く事しかできない。


中学3年の時に私は声を失った。


別に病気じゃないんだよ?
精神的に声が出なくなるほどストレスが、たまったのが原因。


そのストレスの原因が何なんなのかはまだ言えないけど…

屋上について裕也に、あらかじめ書いておいたメモ帳を渡した。


メモには…

《私って…どんな人間?》

と書いてみた。


それを見た裕也は……




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