この気持ちを捧げたい


たしか…

山田太郎さん?だっけ…

あのテスト…

鞄に入ってるんだけどなあ……


そんな事を思っていると周りが騒がしくなってきた。

(どうしたんだろう?)

よく見て見ると皆がお辞儀をしていた。

(なっなに!?誰か偉い人が来たの!?)

お辞儀している中には安西マリカもいた。

(あの安西マリカまでお辞儀してるし…どんな人なんだろう?)


皆がお辞儀している中を見て見ると


(げっ!!不良かよ!!)

髪の毛が金髪で耳には大量のピアスをして制服はボタンをほとんど…いや、全くしていなく派手な黄色いシャツを着ている不良が歩いていた。


うわー目が会ったら何されるんだろう?

とりあえず私もお辞儀をした。


不良が通り過ぎた後、皆が安堵の表情に戻った。

「良かったー何もされずにすんだよ。」

「この間はひどかったからなー教師も手が出せないくらい荒れてたから…」


(ふーん……そんなに悪い人なんだ…)


「名前は優しそうなのにな?」

「おう!なんか真面目そうな名前だしな!初めて知った時ビックリして笑っちゃったよ!」

「俺も俺も!何つったって山田太郎だからな!アハハ!!」







えっ!?

山田太郎!?


あのテストの!?



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