この気持ちを捧げたい
「テメェ名前何っつーんだよ!?」
「っ………ハァハァ………1年の…赤坂と…言います……」
「ふーーーーん…俺より年下のくせに随分生意気な事言ってたなあ…」
ボカッ!!
「グハッ……もう…許してください…」
男子生徒が謝ってるのに山田は許そうとしない。
(どうしよう…誰も助けてくれないの?)
私が振り向くと、生徒達は恐いのか足がすくんで座っている。
(これじゃあ助けるなんて無理じゃん……どうしよう…あのテストも返さなきゃいけないし……)
気ずくと私はメモ帳に言葉を書き山田の方に足が向いていて山田の肩を触る寸前だった。
(どうしよう!ここで肩を触ったら殴られる?でも……これ以上蹴られたら…この男子生徒が死んじゃう…!!)
ガシッ!!
私は山田の肩を触ってしまった………
(きゃーーーー触っちゃった………)