サクラナ
素晴らしいとき
 ○○園でのデートは大成功であった。

 楽しかったためかあっという間に
時間が過ぎてしまった。

 次のデートの約束も
どちらから切り出すでなくすんなり決まった。

 この時には吉野はサクラナも
自分のことが好きに違いないと思うようになっていた。

 サクラナの方も
きっと吉野の気持ちがわかったに違いないと思っていた。

 しかし、
互いに自分の気持ちを言葉に出すことはなかった。
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