BLACK 〜それでも君に出会った〜
『茉莉、コテ借りていい??』

『茉莉、
黒のキャミ貸して♪』

『誰かチーク持ってない??』

あたし達がゆっくり用意し終わると‥
7時少し前で、
丁度いい時間になっていた。

「自分たちで言うのも何だけど‥
あたし達今日大人っぽいよね。」

『間違いない!しかもかわいいしー♪
自分で言っちゃうけど(笑)』

自画自賛をしながら
お互いのメイクやファッションのセンスについて話し合っていると‥
茉莉の携帯が鳴り始めた。
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