BLACK 〜それでも君に出会った〜
しばらく物思いに耽った後、浩司くんにメールをした。

《TO:浩司くん
subject:すごく楽しかった(^_-)
―――――――――――
結生もまた会いたい!誘ってね?》

あたしは期待に胸を弾ませながら返事を待っていた。

《FROM:浩司くん
subject当たり前♪
―――――――――――
絶対誘う!来週あたりでいい?俺が時間ある日に連絡すっから(^^ゞ》

嬉しかった。
あたしの心に浩司くんは遠慮なく割り込んで来て‥
あたしを悩ませた。

ただ、
心の片隅にはいつも真の姿があったから、あたしは憧れてるんだってずっと自分に言い聞かせながら、

深い深い――
眠りについたんだ。
< 138 / 159 >

この作品をシェア

pagetop