BLACK 〜それでも君に出会った〜
『結生ちゃん、俺お前とちゃんと付き合いたい。』

デパートの屋上のレストランで食事をしている時、浩司君が出し抜けに言った。

あたしは、動揺を悟られないように

「悪い冗談やめてよっ♪浩司君を好きな女の子なんていくらでもいるでしょ?」

と満面の笑みで言った。

無邪気なフリをして、
かわしておきたかった‥。
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