BLACK 〜それでも君に出会った〜
帰りの車の中で、あたし達はキスをした。

真とのキスとは違って‥
何だか、優越感に似た感情に支配された、淋しいキスだった。

その気持ちの意味が分からなくて‥
とても不安で‥
あたしは、強く唇を押しあてた。

もっとあたしに夢中になって欲しかった。
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