BLACK 〜それでも君に出会った〜
『あなた‥
その頭髪とピアスは何?』

嫌な予感は的中した。

反らしていた目線を
彼女の方に目を向けると、

真正面から
先生の視線を受け止めていた。

教室中の
好奇と恐怖と同情が入り交じって、
二人のやりとりに注がれていた。

『何って‥
何を答えればいいんですか?』





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