BLACK 〜それでも君に出会った〜
『分かったら、
明日までに髪を染め直してくるように。それから、化粧もする必要はない。
次見つけたら校則どおりに停学に処すので、そのつもりで。』

雨宮先生の
哲学スピーチは、
30分以上かけて
ようやく終焉を迎えた。

ちらりと他の三人の顔を眺めると、
無表情を決めこんだらしく、
しらっとした顔をしていた。

あたしが先頭になって部屋から退出した。
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