BLACK 〜それでも君に出会った〜
美容院に来るまでの間に、

あたし達はお互いの事を
名前で呼び捨てし合う仲になっていた。

茉莉が
『堅苦しいのは抜きにして、
呼び捨てし合おうよ。』
と言い出したのだ。

「これからどうする?」

あたしは三人に聞いた。
時計はもう五時半を指していた。

茉莉がお腹が空いたと言うので、
あたし達は
コンビニで好きずきな夕飯を買って、
美容院から5分程度の所にある
公園へ腰を落ち着けた。
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