BLACK 〜それでも君に出会った〜
走りながら後ろを振り替えると、
あろう事か
武藤は窓によじ登って
外に出ようとしていた。

「早く!捕まるっ!!」

足の遅い茉莉を押しながら、あたし達はなんとか外に出たあと、

民間の家の前に路上駐車してあった車の後ろに逃げ込んだ。
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