嘘×恋

「俺さぁ…
奈央との体の相性いいみたいなんだよねぇ……」


「え…??」


そう。
俺は奈央との体の相性がいい。


「…だからさ」


俺は言い終わる前に奈央の上に馬乗りになった。
だって言ったら逃げるだろ??


「…離して…っ…」


奈央の目は涙が溜まっている。
でも離してあげない。


逃がさないように奈央の手を頭の上に持っていって身動きが取れないようにした。


「奈央…ヤらせてね…??」

にっこり笑って奈央を見た。


「い…いやぁぁああぁ!!!!」


「叫んだって誰もこないよ。
ここは南校舎なんだから」

奈央の涙が頬を伝っていた。
なぜかズキッとした。


そんな思いを消し去るように奈央のリボンを取って
胸を触る。