嘘×恋
「ん〜??」
先生は優しく微笑みながらあたしが話すのを待っている。
「あのね…
先生は…あたしを変えてくれるの……??」
「あぁ。
俺は奈央を変えてやるよ」
握っていた手を,ぎゅっと握りながら言ってくれた先生。
「……先生……」
どうしてそこまで………
あたしは,ただの生徒なんだよ??
「だから……
その変わるときが来るまで俺の家にいろよ…」
「…ありがと……」
先生は優しい。
そんなに優しくされたら
あたし…………
また……………
信じちゃうよ……
信じないって決めたのに…。