嘘×恋
「奈央は,かわいいよ」
耳元で囁いてみる。
奈央は耳が弱いから。
くくく。
「…ちょっ…だ…め…」
奈央は,俺から離れようとするけど俺が離さない。
逆に奈央を抱きしめてあげた。
奈央の心臓の音が聞こえる
ドクドク言ってる……
緊張してるのか??
かわいいやつ………
「…せん…せ…
朝ごはんが………」
あ。そうだった
奈央のおいしい朝ごはんたちが俺を待ってるんだった。
「……よし。
ご飯にしようか。奈央…」
そう言って立ち上がった俺の服をひっぱる奈央は,何かを言いたそうにしていた。
「あのね……
もう1回ぎゅってして…??」
上目遣いで見てくる奈央…
あぁ……やばい。
かわいすぎる
って……やばいのは俺か。こんな年下の生徒に惚れたんだから。