嘘×恋


その日の先生は,あたしに触れようとしなかった。


そのかわり…………
ずっと抱きしめてくれた。

「先生……どうしたの??」

「ん〜??
今日はエッチじゃなくて
ただ抱きしめていたいだけ」


「そっか。」


あたしが返事をすると
抱きしめる力を緩めて
おでこにキスを落とした。

「先生…くすぐったいよ」

「いいの〜」


クスクス笑い合った
あたしたちは,いつのまにか眠っていた。







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