嘘×恋
「ちょっ…離してよ…!!」
ブンブン手を振っても
広人は手を離さない。
「…うるせぇ」
広人は低い声で静かに言った。
低すぎて…怖かった。
だから黙ってついていくしかなかった。
どこに連れて行かれるんだろ…
ガラ-……!!
連れてこられたのは
南校舎の科学の資料室。
ドンッ-……!!
「きゃっ……」
あたしは広人から
押されて,その場に倒れてしまった。
「な…なんなの……!?」
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