『BE YOU』
ふんっ、バカバカしいっっ!!!


ギュっと唇を押し当てたマグカップは
想像以上に熱く、思わず体が飛び跳ねる。


「あっ・・・あつっっ!!!」


ジン、と熱を持つ唇はまるで心の内を
表してるみたいで、ちょっとだけ胸がモヤモヤする。


神様の最高傑作なんじゃないか、と
密かに思ってる、淡い淡いブラウンの瞳を
思い浮かべまたひとつため息が漏れた。


切れ長で、冷ややかにさえも見えるクールな眼差し。

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