キミハスゴイヒト
ピピピピッ
うーん?
あっ!
そうだ…。
美姫菜がいないから
私が家事をしなきゃなんだ。
頑張らなきゃ…ね。
うぇーーん
ん?
あっ真衣だ…。
どうすればいいんだろう。
『真…真衣?
まだ早いから寝てて平気だよ…
大丈夫だよ?』
うわっ!
どうしよう…。
余計泣き出したよ
『おはよう…。
真衣は毎朝毎朝うるさいよ!』
拓夢くん…。
『おはよう…
ごめんなさい。
起こしちゃったかな…?』
拓夢はいかにも眠そうな顔で
『いや…。
毎朝の事だからね。
ア゛―…
美希まで泣くなー…。』
『だってママがいないんだもん』
『おねぇぢゃなきゃやだ』
『生意気言うな!
はい。寝た寝たぁ。』
『『……はぁい…。』』
さすがだなぁ。
っん?
『
ありがとね。
って佳那斗は?』
『佳那斗?
まだ寝てると思うよ。
そうそう。
それよりお母さんから
昨日メールきてて
亜姫菜ちゃんには
頑張れってさ。』