キミハスゴイヒト

あぁ。
なんであんなギャルみたいな人に
お説教されなきゃいけないの?

…でも
あんたのお腹の子は
あんたの何なの?…って
答えられなかったよ。



『ねぇ佳那斗…。
私今思った。

…産みたいよ。』


『うん。
俺も思った。
あの娘…美姫菜ちゃんの
言ってたこと聞いてたら。』

『私もだよ。
なんかイライラくるけど
利にかなってるし…』


『まぁ何かあるんじゃない?』


佳那斗はいつでも
こんな感じだ。
でもっ愛しいんだ。


『早く歩いてくれない?』




『あっ…今行きます。』







だいたい20分くらいかな?
109を通りすぎ。

『ここだよ!』

ほぉ…。
意外にデカいんだね…

ここら辺にある家でも
一番くらいかもしれない。






『ママー!おかえりっ
美希がねー……



あっ昨日言ってた
ママの…亜姫菜チャン?』



『そうだよ。』


『んで
お兄ちゃんが佳那斗くん?』


『うん…。
君たちは…?』


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