そして秘密の〜番外編〜
母さんを見ると、クスクス笑っていた。



「遅い時間で夜道は危険だからタクシーで帰って来るように、ちゃんと言ってあるから……あんたも心配し過ぎないの」

「でも」

「美雪の事、信じなさい。最近やっと、ちゃんと笑えるようになったんだから」



ドキッ

母さんの言葉に心臓が鳴った。



そうだよな……俺が気付いてる位なんだから、母親だったら気付くよなぁ……。

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