そして秘密の〜番外編〜
「分かったよ」

俺の返事を聞いて、母さんはニッコリ笑った。



母さんがそう言うなら、俺は何も言えない。

美雪が笑っているうちは、何も訊かない事にしよう。



でも。

また笑顔が消えそうになったら、問い詰めてでも理由を訊いてやる。



『美雪の事、信じなさい』

母さんの言葉が頭に響き、さっき俺の頭に浮かんだ単語は消えていた。



   ☆   ☆   ☆

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