そして秘密の〜番外編〜
俺って、本当に美雪にベタ惚れしてるよなぁ……。
このまま、ずっと一緒に居たい。
『ずっと』は現状では無理。
だったらせめて、もう少しだけでも……。
「あのさ……もしよかったら、真佐志が帰る頃まで……俺ん家に来ないか?」
出来るだけ、さり気無く言った。
美雪が引いてしまうんじゃないかと、内心、ハラハラしながら。
1人暮しの男の部屋。
美雪が警戒しても仕方が無いのは分かっている。