そして秘密の〜番外編〜
そうだよな、考えてみたら俺だって、おまえが俺の何処に惚れたのか……気になる。
でも、もし俺が訊いても美雪は絶対答えないだろうから、俺も教えてやらない。
だけど。
いつも我慢させているお詫びに、ちょっとだけ美雪が喜びそうな事を教えてあげよう。
「そう言えば、今、結構偉そうな事言ったけどな、そうでもなかったりする時もあるんだ」
俺がそう言うと、美雪は『えっ?』と言う表情をした。
「おまえ、男子バスケ部のみんなに、下の名前で『美雪』って呼ばれてるだろ?」
「あっ、うん。お兄ちゃんが居るから、名字で呼び捨てるとお兄ちゃんを呼び捨てしているようで嫌だ、って言ってね」
首を傾げる美雪。
でも、もし俺が訊いても美雪は絶対答えないだろうから、俺も教えてやらない。
だけど。
いつも我慢させているお詫びに、ちょっとだけ美雪が喜びそうな事を教えてあげよう。
「そう言えば、今、結構偉そうな事言ったけどな、そうでもなかったりする時もあるんだ」
俺がそう言うと、美雪は『えっ?』と言う表情をした。
「おまえ、男子バスケ部のみんなに、下の名前で『美雪』って呼ばれてるだろ?」
「あっ、うん。お兄ちゃんが居るから、名字で呼び捨てるとお兄ちゃんを呼び捨てしているようで嫌だ、って言ってね」
首を傾げる美雪。