そして秘密の〜番外編〜
俺は視線を美雪に向けた。



さっき俺が『妬ける』と言ったから、美雪はムッとしたように一瞬睨んでから、作り笑いをした。

「おはようございます」



クスッ

朝からちょっとだけでも『美雪』の表情が見れて、嬉しくて思わず笑顔になる。



「おはよう」

俺はそう挨拶してから、2人の顔を見た。



「今日は休日だから、一緒に乗ってくか?」

通常の学校の日だと他の生徒も通学中なので無理だけど、今日は活動している部活も2つだけだし、見える範囲には他の生徒も居なかったので、俺はそう言った。

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