そして秘密の〜番外編〜
「うわーっ!!!」

美雪が予想以上の大きな声で叫んだ。



「な、な、なんで、私の涙、舐めるのぉぉぉ!!!」



いくらなんでも、動揺し過ぎだろう?

思わずおかしくなって、笑ってしまう。



「ティッシュ無かったから」

俺がそう言うと、美雪は薄暗い車内でも分かる位、顔を真っ赤にした。



「おっ? 今までに無い位、顔が真っ赤っかだな」

ついつい、悪戯心に火が点いて、からかうように言った。



「涼のバカぁぁぁ!!!」

美雪が怒鳴った。

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