そして秘密の〜番外編〜
あぁ……。

今日は、俺の方が美雪とこのまま離れるのが、淋しいかも……。

でも……。



約束の時間は、もうすぐだ。



「美雪」

名前を呼んで美雪の頭の後ろに手を掛け、ちょっとだけ俺の方へ抱き寄せると……一瞬、俺を見てから、美雪は目を閉じた。



おやすみのキス。

軽く触れるだけのキスをして、1度は離れたけど……今日は俺の方が名残惜しくて、ついもう1度唇を重ねた。

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