そして秘密の〜番外編〜
「ごめんな、美雪。隆志の話を聞いて、心配して慌てて来てくれたんだろ? ありがとうな」

そう言いながら、いつものように美雪の頭を、ポンポンとした。



「俺はもう大丈夫だから」



もう、迷わない。

何があっても、美雪の傍にずっと居る。



美雪が笑って頷いた。

すると。



「くしょん、くしょん」

急に美雪がくしゃみをした。



「ああ、もう、おまえはぁ」

風呂で温まっても、既に風邪をひいてたんじゃねぇーのか?



ある意味、今のくしゃみがきっかけで、いつものペースに戻る。

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