そして秘密の〜番外編〜

~そして秘密~

その後、2人で念願の(?)ペアエプロンをして、記念に携帯で2ショット写真を撮ってから台所に立った。

2人で食事を作るのは初めてだし、2人でまったり昼食を食べたのも初めてだった。



けど。

いつもそうしていたかのように、すごく違和感が無い。

昔からこうしていたように……自然で居心地が良い。



美雪が同じように感じていたのを聞いて、俺が『前世でも恋人同士だったとか?』なんて言ったら、クスクス笑った後で頭を『ポンポン』と優しく撫でられた。

そうする美雪の表情が、なんだかすごく嬉しそうで、つい俺も美雪の頭を『ポンポン』とした。



「涼?」

「よく分かんないけど、なんかおまえが嬉しそうだから」



俺の言葉を聞いて、美雪は更に嬉しそうな笑顔になった。

でも、すぐに何かを思い出した顔をした。

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