そして秘密の〜番外編〜
思わず、呆然となる。

いくらなんでも……。

俺は心の中で、肯定したり否定したり、ちょっとパニック状態。



「うわっ、まさか、冗談だろ?」



俺が中学時代に一番お世話になった恩師……『東野正美』先生。

美雪と出会った時、『同じ名字だ』位にしか思わなかったけど……。

正美先生は、中学で数学を教えている。



「いやいや、いくらなんでも……そんな事って……」

つい言葉に出して、自分の考えを否定してみる。



いくらなんでも、出来すぎだろう?

美雪の母親?

美雪の家に挨拶に行ったら……母親が正美先生、って可能性があるのか?

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