そして秘密の〜番外編〜
文化祭から数日後。

職員室で昼食を食べ、食後のコーヒーを飲んでいると、北野先生がスーっとイス毎、俺に近付いて来た。



「なんですか?」

なんだか、ニヤニヤしてて、嫌な予感がする。



「なぁ、涼」

小声で話し掛けてきた。



「はい?」

「おまえさぁ……ペアエプロンして、彼女と台所に立ったりするのか?」



ぶっ

思わず、飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。

ゴクン

なんとか飲み込む。



な、なんで北野先生が?

< 498 / 502 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop