そして秘密の〜番外編〜
「よし、じゃぁ、行くか」

真佐志の声に、ハッとした。



「ああ」

俺が短く返事をすると、真佐志と弥生は出口に向かって歩き始めた。



そして、体育館を出て行く前に立ち止まり、真佐志が美雪に言った。

「美雪。じゃぁ、俺ら行くからな。あんまり遅くならないように帰れよ?」

美雪がこっちを見た。



「じゃぁな、美雪」

「またね」

俺と弥生も美雪にそう言い、体育館を出た。

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