そして秘密の〜番外編〜
沖野先生は、俺の肩を無言でポンポンと叩いて、去って行った。



俺もいつか、沖野先生のように『全てを包み込めばいい』って、大きな愛情を示せる男になれるだろうか?



俺にも、いつか美雪以上に好きになれる『運命の人』が、現われるのかな?



今はまだ、そんな未来は想像出来ないけど……。



いつかはそんな日が来るような淡い予感がして、俺は自然に笑顔になって歩き出した。

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