そして秘密の〜番外編〜
プールの裏から体育館の方に出ると。



「隆志先輩!」

声を掛けられてそっちを見ると、真実ちゃんだった。

体育館の入口に立っていてジャージ姿な所を見ると、次の時間が体育のようだ。



「文化祭はお疲れ様。昨日はゆっくり休めた?」

「はい!」

真実ちゃんは明るくそう返事をすると、俺の顔をジーっと見た。



「ん? どうした? 何か付いてる?」

思わず自分の顔を手で触ると。

真実ちゃんが、ニコッと笑った。

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