バツゲームな彼女
その時、遊園地の方から音楽が流れてきた。
この遊園地は6時から始まるナイトパレードを知らせる音楽を鳴らすのだ。

「もう6時になっちゃった。パレードだけでもみて帰ろうか。」

白川さんは僕に気を使うようにそう言った。
彼女の呼びかけに応えようとした。すると、
僕は自分の目を疑った。彼女のおじいちゃんが彼女に見せたかったのはこれだと思った。

「白川さん。こっちに来て、早く。」

興奮した僕は勢いよく彼女を手招きして池の方を指指した、、、
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