バツゲームな彼女
日は完全に沈んでしまった。
白川さんはずっと夢が去った後の池を見つめて黙っていた。
遊園地では本物のパレードが始まったみたいで、遠くの方から虚しく陽気な音が流れてくきていた。
もう一度、白川さんを見ると頬を一筋の涙が流れたように見えた。
でも、僕の方を向いた彼女の顔は柔らかい笑顔だった、、、
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