美しき空
「いや、空海が謝ることじゃない。
ちょっかい出した永遠が悪い…。」
悠久は永遠を軽く睨む。
「俺!?俺のせい!?」
永遠はわざとらしく驚いた素振りを見せ、自分を指差す。
「お前がからかったりするからだろ?
まったく…。つき合ってた頃から変わんないな、お前らは…。」
悠久はため息をついて、手を腰に当てた。
「二人とも、変わらず仲が良いですよね?」
空海は遠慮がちに口を挟む。
「仲が良い!?どこが!?」
永遠はビックリした顔で空海を見る。
永遠が起き上がったのを見て、三人は歩き出す。
「え…?仲良いですよ…?お二人とも…。」
< 6 / 29 >

この作品をシェア

pagetop