王国ファンタジア【戦場の民】
*********************
「……」
対するキルテは食堂にも行かず、自室のベッドに横たわり天井をぼーっと眺めていた。
――…コンコンッ
部屋の扉をノックする音。
キルテはその音に反応すると、自身の身体を起こし扉に向かって投げかける。
「…エークか?」
「あたり」
エークは扉を開けて中に入ると、朝食のトレイをテーブルに置いた。
「ほら、キルの分。たまには食堂に来て、皆で食べたらどうだ?」
「るせー」
キルテはベッドに座ったまま、テーブルに置いてある朝食のパンに、手を伸ばすと乱暴に口に入れる。
「……」
「……なんだよ」
キルテは何故か見てくるエークの視線に気付き、パン一つを食べ終えてから訊く。
「いや、やっぱり髪が絡まってるのが気になって…」
「だから余計なお世話だっての!」
「……」
対するキルテは食堂にも行かず、自室のベッドに横たわり天井をぼーっと眺めていた。
――…コンコンッ
部屋の扉をノックする音。
キルテはその音に反応すると、自身の身体を起こし扉に向かって投げかける。
「…エークか?」
「あたり」
エークは扉を開けて中に入ると、朝食のトレイをテーブルに置いた。
「ほら、キルの分。たまには食堂に来て、皆で食べたらどうだ?」
「るせー」
キルテはベッドに座ったまま、テーブルに置いてある朝食のパンに、手を伸ばすと乱暴に口に入れる。
「……」
「……なんだよ」
キルテは何故か見てくるエークの視線に気付き、パン一つを食べ終えてから訊く。
「いや、やっぱり髪が絡まってるのが気になって…」
「だから余計なお世話だっての!」